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地球深部探査船「ちきゅう」和歌山から出港

2010年7月19日 16:03
地球深部探査船「ちきゅう」和歌山から出港

 巨大地震が発生するメカニズムを探る地球深部探査船「ちきゅう」が19日午前7時、震源域があるとみられる地層を採取するため、和歌山・新宮港を出港した。

 ちきゅうは、南海・東南海地震が発生する仕組みを解明するため、07年から紀伊半島沖の海底を中心に調査を進めている。今年度は、新宮市の南東約80キロの海底から地層を採取するため、水深1900メートルに基盤を固定するなどして、地下約850メートルまで掘り進める。

 「ちきゅう」は来月8日まで新宮市沖で調査を行い、2、3年後には地下7000メートルまで掘削する予定。