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民間種牛6頭を殺処分 宮崎・高鍋町

2010年7月17日 19:08
民間種牛6頭を殺処分 宮崎・高鍋町

 宮崎県の家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)の問題で、高鍋町の民間種牛の殺処分が17日に終了した。

 「命を守ってやれなかったことは本当に残念だと。お前たちを誇りに思って送るからね」-民間で種牛を飼育している高鍋町の薦田長久さんは16日、種牛の殺処分を受け入れ、一夜明けた17日、殺処分の日を迎えた。薦田さんの牛舎では、種牛を弔うための「手向け花」が県の職員に手渡され、殺処分に向けた作業が始まった。現場には農水省・篠原副大臣も入り、薦田さんに殺処分する事態になったことを謝罪したという。

 種牛6頭は17日夕方までに殺処分された。これにより、薦田さんの農家を中心とした半径10キロの移動制限区域は18日午前0時に解除される見通し。