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逃走から2年、「はだしの泥棒」を逮捕

2010年7月14日 8:48

 事件現場に残された足跡から「はだしの泥棒」の異名を持つアメリカ人の19歳の少年が11日、逃亡先のカリブ海のバハマで逮捕された。少年の逃走劇は2年にわたり、インターネットでも話題となっていた。

 地元メディアによると、逮捕されたのはコルトン・ハリスムーア容疑者。当時17歳のハリスムーア容疑者は、窃盗の罪で収容されていた更生施設から08年に脱走。その後、高級車や小型機を繰り返し盗んでは逃走を続け、盗みの現場にはだしの足跡を残したことから「はだしの泥棒」などと呼ばれていた。ハリスムーア容疑者は無免許にもかかわらず、AP通信によると、少なくとも5機の飛行機を盗んで逃走に使っており、その映画さながらの逃走劇にインターネット上などで多くの若者から注目されていた。

 逃走は2年にわたったが、約1週間前に乗り捨てた飛行機が見つかったことから、ハリスムーア容疑者がバハマに潜伏していることがわかり、11日になって警察がハリスムーア容疑者のボートを銃撃した末、身柄を取り押さえた。ハリスムーア容疑者は取り調べに対し、黙秘を続けているという。