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粉ミルクに有害物質、工場長ら拘束 中国

2010年7月10日 18:55

 中国でメラミン入りの粉ミルクが再び見つかり、警察当局が粉ミルクの製造工場の工場長らを拘束した。

 国営・新華社によると、甘粛省で有害物質「メラミン」が混入した粉ミルクが見つかった。警察当局は、粉ミルクを製造した青海省の工場の工場長ら3人と、原料を供給した男の身柄を拘束して調べている。粉ミルクからは基準値の500倍を超えるメラミンが検出された。当局は、汚染された製品が流通していないかや、原料の調達ルートなどを調べている。

 中国では08年、メラミンに汚染された粉ミルクが原因で乳幼児6人が死亡、30万人に健康被害が出て、大きな社会問題となった。