野生のクマが園内で目撃されたため、臨時閉園していた岩手・盛岡市動物公園で８日朝、クマが捕獲された。クマは園内外に仕掛けたワナで捕獲され、盛岡市動物公園は９日から通常通り営業が行われることになった。

　捕獲された野生のクマは推定年齢５～６歳の雄の成獣で、体長は１２４センチ、体重は５３キロ。この野生のクマは５日夕方、盛岡市動物公園の職員が園内で車の中から目撃したもので、盛岡市動物公園は臨時閉園してクマを捜し続けていた。８日朝、７日に園内外に仕掛けた３つのワナのうちの一つに、クマが掛かっていたことが確認された。クマは麻酔を打たれて詳しく計測された後、車で別の山奥に運ばれ、８日午後に放たれた。

　これにより、クマ騒動で臨時閉園していた盛岡市動物公園は９日から平常通り営業され、午前９時半に開園される。