郵便局などで取り扱う宅配便「ゆうパック」で、５日も引き続き配達の遅れが出ている。

　「日本郵政」グループなどによると、ゆうパックの配達の遅れは、「ペリカン便」と統合した１日に発生し、５日までの５日間で、約３２万個に半日から２日の遅れが出ている。現在はほとんどの地域で改善されたが、千葉県や大阪府などにある３か所の集配拠点を通過する荷物については、６日ごろまで遅れが残るという。

　この問題を受けて、日本郵政を監督する総務省は、会社側に配達が遅れた原因などについて詳しく説明するよう要請した。総務省は説明を受けた上で、業務改善命令などの行政処分が必要かどうかについて検討することになる。