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参院選公示 各党党首が第一声上げる

2010年6月24日 13:29
参院選公示 各党党首が第一声上げる

 第22回参議院議員選挙は24日、公示された。消費税などを争点にした17日間の選挙戦がスタートし、各党の党首が第一声を上げた。

 菅直人首相(民主党代表)「日本経済を20年間低迷させてきたのは、間違った経済政策。私たちは新成長戦略に基づいて、必ず経済を立て直し、日本を成長軌道に乗せていくことを約束させていただきます」

 自民党・谷垣禎一総裁「マニフェスト違反、『政治とカネ』の問題で、国民の皆さんと政治の信頼の基礎も壊してしまいます。民主党政権に歯止めをかけるのが、自民党に課せられた使命です」

 公明党・山口那津男代表「この閉塞(へいそく)状況、国民との約束を裏切り続ける民主党政権に対し、国民の皆さまは本当に誠実な政治を推し進める政党、政治家は誰かということを求めている」

 日本共産党・志位和夫委員長「民主党と自民党はそろって消費税率10%を公約としたことに対して、これではとても暮らしが立ち行かない、商売が続けられない、日本国中で悲鳴と不安と怒りが広がっています」

 社民党・福島瑞穂党首「何としても議席を増やして、(沖縄・名護市)辺野古の海に海上基地を造ることを多くの仲間と一緒に撤回させます。そして皆さん、生活再建まっしぐらで頑張ってまいります」

 国民新党・亀井静香代表「一般国民がどんどん取り残されて、追い詰められてまいりましたね。消費税を増税するということが、大合唱になってきたじゃないですか、皆さん。こんなことが許されるんですか」

 みんなの党・渡辺喜美代表「消費税を上げる前に、やるべきことがあるだろう。これがみんなの党のアジェンダ(政策課題)です。まず国会議員や官僚が、自ら身を削らねばならない」

 たちあがれ日本・平沼赳夫代表「参院選では絶対に民主党に単過半数はとらせない。我々の大切な祖国・日本の復活を果たすために全力で頑張る」

 新党改革・舛添要一代表「国民が政治に対する閉塞(へいそく)感を持っている。これをうち破らないといけない。絶対に民主党政権を続けさせるわけにはいきません。そして、その民主党を撃墜する能力はすでに自民党にはありません。そこで我々、新党改革の出番であります」

 立候補者の届け出は午前11時10分現在、選挙区は250人、比例代表は187人となっている。

 121議席を争う今回の選挙は、民主党などの連立与党が参議院での過半数を維持できるか、それとも自民党、公明党などの野党側が過半数を獲得するかが焦点となっている。選挙戦では9か月にわたる民主党政権への評価や消費税率引き上げの是非などを争点に、激しい論戦が予想される。

 投開票日は来月11日となる。