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古い扇風機に注意 経年劣化で火災多発

2010年6月17日 13:37
古い扇風機に注意 経年劣化で火災多発

 製造後30年以上たった扇風機で、古くなった部品がショートし、火災になるケースが多く見られると、調査機関が17日に発表した。

 公開された実験映像では、使用中の古い扇風機の羽根が突然停止し、胴体部分から煙が立ち上った後、火が上がり、下の座布団に燃え広がる様子が映されている。

 実験を行ったnite(製品評価技術基盤機構)によると、過去5年間で扇風機の火災は105件あり、死者も出ている。事故原因の大半は、製造後30年を超えて、内部の部品が古くなってショートするといった経年劣化だという。

 ほかの家電製品に比べ、扇風機は長年使用される傾向があるということで、niteは、機器に異常を感じたら、メーカーなどに相談するよう呼びかけている。