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マンガ性描写規制 都議会の委員会で否決

2010年6月14日 23:11
マンガ性描写規制 都議会の委員会で否決

 漫画のキャラクターの性描写を規制する東京都の条例改正案が14日、都議会の委員会で否決された。

 都の改正案は、漫画などの子供のキャラクターに過激な性描写がある作品を「不健全図書」に指定して、書店などに区分陳列を義務づけるもの。これに対し、漫画家らから「規制の対象となる性的表現の範囲が不明確で、表現の萎縮(いしゅく)を招く」といった反対意見が多く寄せられていた。

 改正案は14日、都議会の委員会で民主党など野党の反対多数で否決された。16日の本会議でも否決され、廃案となる見通し。石原都知事は「子供を守るという趣旨は正しい」として改正案を練り直し、秋以降の都議会に再び提出する考え。