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人工衛星搭載ロケット打ち上げ失敗 韓国

2010年6月10日 21:39

 韓国は10日、南部・羅老の宇宙センターから人工衛星を載せたロケットの打ち上げを行ったが、飛行中にロケットが爆発し、打ち上げは失敗した。

 韓国は10日午後5時過ぎ、人工衛星を搭載したロケット「羅老号」を打ち上げたが、発射から2分17秒後、高度70キロの地点で通信が途絶えた。教育科学技術省は「ロケットに搭載していたカメラの映像から見て、爆発したものと判断している」と発表した。

 韓国は、自国から自前のロケットで人工衛星を打ち上げることを目指し、去年8月に最初の打ち上げを行ったが、この時も衛星が軌道に入れず、失敗していた。李明博大統領は「残念だが、失敗からさらに多くのことを学ぶことができる」と述べ、今後も開発を続ける姿勢を示した。