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宮崎県、種牛49頭の処分開始 口蹄疫問題

2010年5月31日 12:34
宮崎県、種牛49頭の処分開始 口蹄疫問題

 宮崎県の口蹄疫(こうていえき)をめぐる問題で、一時、救済を求める声が上がっていたエース級に次ぐ種牛49頭について、県は31日、処分を始めた。

 県口蹄疫防疫対策本部は30日夜、県家畜改良事業団の種牛49頭について、31日中に処分することを明らかにした。この49頭については、「宮崎牛」のブランド存続のため、救済措置である経過観察を求める声が上がっていたが、先週、東国原県知事が49頭のうち1頭に口蹄疫の症状が確認されたことを明らかにし、国も早急な処分を求めていた。

 一方、特例措置で経過観察が続いているエース級の5頭については、遺伝子検査は陰性で、現在のところ症状は見られないという。

 口蹄疫の問題をめぐっては、赤松農水相が30日に宮崎入りし、今週中に処分を終えるよう要請している。