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郵政改革法案、衆院本会議採決へ 野党反発

2010年5月31日 20:35
郵政改革法案、衆院本会議採決へ 野党反発

 国会では、与野党の対立がますます深まっている。与党側は31日中に郵政改革法案を衆議院本会議で採決する方針だが、野党側が強く反発している。

 郵政改革法案を終盤国会の最重要法案と位置づける与党側は31日、衆議院本会議で法案を採決する方針。これに対し、自民、公明など野党4党の国会対策委員長は「あまりに強引な国会運営だ」として、31日の採決を阻止する方針を確認した。

 その後、自民党・川崎国対委員長は民主党・山岡国対委員長に対して「法案を総務委員会に差し戻して審議し直すべきだ」と求めたが、山岡委員長はこれを拒否した。これに対し、野党側は31日午後、横路衆議院議長に抗議したが、横路議長は「決まったことだから」として、本会議は午後2時半ごろに開会された。

 会期末まであと約2週間だが、与野党の対立は深まるばかりとなっている。