宮崎牛の種牛、口蹄疫感染の疑いで殺処分へ
口蹄疫(こうていえき)の感染が相次ぐ宮崎県で、「宮崎牛」のブランドを抱える種牛の飼育管理施設で、口蹄疫への感染が疑われる牛が見つかった。
宮崎県の対策本部によると、口蹄疫への感染の疑いが新たに確認されたのは、高鍋町にある県家畜改良事業団。事業団では宮崎牛のブランドを支える種牛などを管理しているが、施設で肥育されている牛5頭が口蹄疫への感染が疑われることがわかった。
事業団は、特に肉質の優れた種牛6頭については先日、口蹄疫からの緊急隔離で施設から離れた別の場所に移しているが、種牛と肥育牛計308頭はすべて処分される。