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国家公務員法改正案 衆院内閣委で強行採決

2010年5月12日 20:29
国家公務員法改正案 衆院内閣委で強行採決

 国家公務員法改正案を審議する衆議院の内閣委員会で12日、自民党・小泉進次郎衆議院議員が質問を続ける中、与党側が一方的に採決に踏み切った。

 小泉議員「鳩山首相は『国会で政府提出法案を修正することは新しい政治だ』と言いました。まさに基本法が超党派でできているから、超党派で基本法がある審議を、強行採決とか、もう終わっているというのは筋が通らない」

 田中内閣委員長「申し合わせの時間を守ることが委員の仕事」

 小泉議員「大臣は、私の質問に答えるのが仕事でしょ。今、ここで強行採決で終えるんですか。強行採決でやるなんておかしい。全然おかしい」

 田中内閣委員長「起立多数。よって本案は可決するものと決しました」

 国家公務員法改正案は強行採決され、与党側の賛成多数で可決された。法案は中央省庁の幹部人事を一元管理する内閣人事局を設置するほか、事務次官を部長級に降格させることを可能にするもの。

 法案は13日に衆議院を通過し、参議院に送られる見通し。