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リニア中央新幹線、JR東海からヒアリング

2010年5月11日 1:36

 国交省で10日、リニア中央新幹線に関する委員会が開かれ、開業時期などについて、「JR東海」からヒアリングを行った。

 委員会で、JR東海・山田社長らは、超伝導リニアによる中央新幹線の実現で東海道新幹線のバイパス機能を確保でき、新幹線の大規模改修や東海地震などのリスクに備えられると話した。また、東京~大阪を67分で結ぶことで、日本経済全体に大きな波及効果が生まれるとしている。その上で、JR東海は経営の健全性を守りながら自己負担で建設を行うとして、直線ルートと、1県に1駅との前提で、名古屋までの開業を27年、大阪までの開業を45年と試算した。

 家田委員長からは、大阪まで含めた早期開業が望ましいとする意見が出されたが、JR東海は、経済状況によって工期が増減してしまう可能性があるとの考えを示した。