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民主・川内氏、あらためて国内移設反対訴え

2010年5月10日 17:05
民主・川内氏、あらためて国内移設反対訴え

 沖縄・宜野湾市のアメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐり、民主党内からも政府に批判的な動きが出ている。普天間基地の移設先として自らグアムや北マリアナ諸島を視察した川内博史衆議院議員らが10日午後、記者会見を開いた。

 川内議員は「(グアム・北マリアナ諸島の3首長らは)沖縄の海兵隊が移駐し、テニアンで訓練するという計画になっているが、テニアンの方で訓練だけではなく、そのほかの駐留についても受け入れる余地があるのだと」と述べた上で、あらためて沖縄県内と鹿児島・徳之島への移設反対を訴えた。

 また、社民党も10日朝、関係閣僚会合が開かれている首相官邸の前で抗議活動を行った。

 山内徳信参議院議員「普天間は県内移設ではなくして、県外、国外と言ったのは誰だったのか。今の基地問題に対する日本政府の言動や方向付けはまさに狂気のさたであります」

 山内議員は連立離脱については言及を避けたものの、政府の対応を厳しく批判した。