６日の民主党地方議員の研修会で、民主党・山岡国会対策委員長が、アメリカ軍普天間基地（沖縄・宜野湾市）の移設問題は「何か雲の上の話」と発言し、会場が騒然とする場面があった。

　山岡氏「（予算成立の評価が）普天間か何かでかき消されている状態で残念なんですが、地方に行くと普天間は雲の上の話で」

　沖縄・糸満市の伊敷市議「普天間問題は、私たちにとっては生活を破壊される大きな問題です。先ほどの言い方は県民を冒とくしているように私には聞こえます。民主党は国民の生活が第一なんでしょ。どうして私たち県民の生活を守るために頑張らないんですか。ぜひ撤回してください」

　これに対し、山岡氏は発言を謝罪して撤回した。

　今月末決着のメドが立たない中で、民主党執行部が普天間問題から少しでも目をそらしたいとの思惑も見えるが、逆に反発を強める形になっている。