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初渡米の被爆マリア像迎えNYの教会でミサ

2010年5月3日 9:42

 3日からアメリカ・ニューヨークで開かれる核拡散防止条約(NPT)の再検討会議を前に、原爆で焼け焦げた長崎の被爆マリア像が初めてアメリカに渡った。

 ニューヨークの聖パトリック教会では2日、初めてアメリカに運ばれた被爆マリア像を迎えたミサが行われ、参加者は「核のない世界」に向け、祈りをささげた。被爆マリア像は、長崎に原爆が投下された際に破壊され、頭部だけが残ったもので、衝撃で受けた傷が今も生々しく残っている。ミサの後には多くの人がマリア像の前にひざまずき、祈る姿が見られた。

 マリア像を携えてアメリカに来た高見大司教は3日、国連・潘基文事務総長と会談する予定。