健康補助食品業者に業務停止命令~消費者庁
「何もしなくても月に500万円もうかる」などとうそをついて、健康食品などを販売する会員を集めていた業者に対し、消費者庁は27日、9か月間の業務停止命令を出した。
業務停止命令を受けたのは、健康補助食品を扱う東京の「エナジック」。消費者庁によると、エナジックは「何もしなくても月収500万円くらいになる」などとうそをついて勧誘し、約25万円分のウコン入りカプセルのほか、浄水器などを買わせていたという。エナジックは、全国で約22万人の会員を集め、過去3年間で100億円以上売り上げていた。
利益が出ていた会員は全体の1割以下で、消費者庁は「ほとんどが利益が出ていない事情を知りながら、これだけの会員を集めたのは極めて悪質」と話している。