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日本産業館、報道陣に公開 上海万博

2010年4月26日 21:13

 上海万博に出展している「日本産業館」がほぼ完成し、26日、報道陣に公開された。

 日本産業館は「きれイ、かわいイ、きもちいイ」をコンセプトとし、日本の企業41社と2つの自治体が共同で出展している。目玉の一つが、産業館の外壁に組まれたパイプを上り下りするロボット「夢ROBO」。26日はあいにくの雨だったが、ゆっくりと動いては首を左右に振るなどして、周囲に愛嬌(あいきょう)を振りまいていた。

 また、再生紙でつくられた壁に囲まれた劇場では、日本の四季や伝統的な祭りのほか、東京の渋谷や秋葉原の町並みやメード喫茶などのダイナミックな映像を観賞できる。

 このほか、日本料理を味わえるブースも設けられている。大阪名物のたこ焼きを味わえる店では、スタッフ約60人のうち9割以上が中国人で、日本語のトレーニングにも励んでいる。

 日本産業館は「万博期間中、400万人の来場を目指す」としており、開幕に向けた最終調整を進めている。