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鹿児島・徳之島の町長、鳩山首相を批判

2010年4月21日 18:35
鹿児島・徳之島の町長、鳩山首相を批判

 沖縄・宜野湾市のアメリカ軍普天間基地の移設先として政府が検討している鹿児島・徳之島の3つの町の町長は20日、政府との会談を拒否した。21日の党首討論を見た徳之島の町長らは、鳩山首相を厳しく批判した。

 18日に反対集会を終えたばかりの徳之島では、21日の党首討論への島民の関心は高く、3町長はいずれもテレビ中継を見ていた。このうち、伊仙町・大久保町長は「腹案を明らかにしていないけど、徳之島を考えていると思った。どんな手段を使ってでも阻止する」などと述べた。その上で「鳩山首相は沖縄県民、徳之島もアメリカにしても愚弄(ぐろう)しているという感覚が抜けている」と批判した。

 天城町・大久町長もメモを取りつつ、何度も首をかしげる姿が印象的だった。腹案をなかなか示そうとしない鳩山首相の姿勢に、大久町長は「もう遅すぎる」と述べ、政府側と交渉に入るつもりはないとの考えをあらためて示した。