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B型肝炎訴訟めぐり、関係閣僚が極秘会議

2010年4月12日 1:02
B型肝炎訴訟めぐり、関係閣僚が極秘会議

 B型肝炎訴訟について、関係閣僚が11日夜、都内のホテルで極秘協議を行った。しかし、和解に応じる姿勢を打ち出すには至らなかった。

 11日夜に集まったのは、仙谷国家戦略相、長妻厚労相ら4人。B型肝炎をめぐっては、予防接種の注射針の使い回しで感染したとして、全国で419人の原告が国に謝罪と損害賠償を求めている。先月、札幌と福岡の訴訟で和解勧告が出され、札幌地裁は来月14日までに和解に応じるか返答するよう求めている。しかし、11日夜の協議では、和解に向けた補償の条件や結論までのスケジュールなど詰めの議論はなかったという。

 和解には多額の賠償金が必要なため、政府内には慎重な意見も根強く、関係閣僚は今後も定期的に協議を続ける方針。