御柱祭「木落し」フィナーレを迎える
長野・諏訪地方で7年目ごとに行われる奇祭「御柱祭」は11日、下社山出しの最終日を迎え、豪快な「木落し」に会場は熱気に包まれた。
朝までの雨も上がった下諏訪町の木落し坂には、11日も大勢の見物客が詰めかけ、残る3本の木落しを見守った。柱の先端に乗る「華乗り」が柱にまたがって一気に滑り落ちると、見物客からはどよめきと拍手が起こっていた。
木落しの最後を締めくくったのは、下社の8本の柱の中で最も大きい秋宮一の柱(幹回り3.3メートル、重さ8トン、長さ17メートル)で、豪快にすべり降りて木落しのフィナーレを飾った。
3日にわたった山出しの人出は、前回より約1万人多い53万6000人だった。
下社の御柱祭の舞台は、来月8日から始まる「里曳き」へと移される。