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不当解雇…浅田選手の靴担当者が仮処分申請

2010年4月5日 20:34
不当解雇…浅田選手の靴担当者が仮処分申請

 浅田真央選手のスケート靴の刃の研磨などを担当していたコーチが5日、所属するスケートリンクから不当な解雇通告を受けたとして仮処分を申し立てた。

 仮処分を申し立てたのは、横浜市のスケートリンクでフィギュアスケートのコーチをしている坂田清治さん。坂田さんと弁護士によると、坂田さんが「このリンクで体罰を用いた指導があった」と批判したところ、先週、突然、リンクを運営する財団から実質的な解雇通告を受けたという。坂田さんは5日、「解雇は批判に対する報復で不当解雇」などとする仮処分を申し立てた。

 坂田さんはスケート靴の刃の研磨に関して世界的な技術を持ち、浅田選手や韓国のキム・ヨナ選手のスケート靴などを担当していた。財団側は「理事長が不在のためコメントは差し控えさせていただく」としている。