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浅田、高橋両選手が帰国、そろって会見

2010年3月30日 22:44
浅田、高橋両選手が帰国、そろって会見

 イタリア・トリノで行われたフィギュアスケートの世界選手権で優勝した浅田真央選手(19)と高橋大輔選手(24)が30日、帰国した。2人は都内でそろって会見し、喜びを語った。

 浅田選手「シーズン最後の試合で、自分の一番いい演技と金メダルを取ることができてすごくうれしいです。自分もシーズン前半、良くない状態からたくさんの方のアドバイスや、たくさんの励ましの言葉をもらって乗り越えられてきた。ありがとうございました。今回、世界選手権で金メダルを取れてすごく自信になりました。来シーズンから大変になると思いますが、一番大きな世界選手権が東京であるので、一番楽しみにしています。またそこで、いい演技ができるように頑張りたいと思います」

 高橋選手「今回、気持ちの面で難しい試合だったけれど、金メダルを取ることができてうれしい。日本人初の金メダルをすごく誇りにしています。今シーズン、ケガ明けでうまくいかない状況が続いたが、オリンピック、世界選手権の2つのメダルを取るための試練だと思うし、今回、ご褒美が世界選手権の金メダルだったと思っています」

 Q:試合前、試合後に2人でどんな話があった?

 高橋選手「今回の試合は全然。浅田選手に1回会ったんだっけ?僕も時間がなくて『お疲れ、頑張ってね』くらいしか(言葉を)交わさなかったけど」

 浅田選手「高橋選手がショートプログラムを終わった時に多分すれ違ったんですけど、『頑張ってね』って言いました。終わった後に『おめでとう』って言って」

 高橋選手「本当『お疲れ、良かったね』って。あまり多くは話さなかったが、2人とも同じ気持ちで、2人とも『これが次につながる、次につながる』って思っていたので」

 Q:来シーズンの新たな挑戦、やってみたいことは?

 高橋選手「4回転(ジャンプ)を試合で成功させていけるようにやっていきたいというのと、表現に関しては今までやったことのないような、新しい自分自身を出していけるようなプログラムを考えていきたい」

 浅田選手「ジャンプはアクセルだけじゃなくて、3回転・3回転とか練習して違うバリエーションのジャンプをできるようにやっていきたい。来シーズンは新しいプログラムになると思うので、今年は力強かった曲だったので違った感じの曲にしたい。トリプルアクセルは自分の中でもすごく大きなものなので、来シーズンも入れていきたい」