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韓国警備艇大破「北との交戦の可能性低い」

2010年3月27日 3:02

 26日夜、朝鮮半島西側の黄海で韓国軍の警備艇が大破し、緊張が高まった。韓国政府は「北朝鮮の攻撃による可能性は低い」という見方を示している。

 26日午後9時45分ごろ、黄海周辺にいた韓国軍の警備艇の船底に大きな穴が開いた。この警備艇には104人が乗っていたが、これまでに半数以上が救助された。少なくとも数人がケガをしているもようで、船は沈没にひんしているという。

 韓国政府は、安全保障に関係する閣僚を緊急招集した。しかし、韓国大統領府の関係者は、警備艇が大破した海域が北朝鮮との海の軍事境界線からはかなり離れていることを明らかにし、北朝鮮との交戦によって破損した可能性は低いという見方を示した。韓国軍の関係者は「北朝鮮軍に特別に変わった動きはない」と話しており、原因を詳しく調べることにしている。