国交省で２５日、整備新幹線に関する会議が開かれ、ＪＲ北海道・西日本・九州の各社の社長からヒアリングが行われた。

　ＪＲ北海道は、１５年度に新函館までの完成を目指している北海道新幹線について「札幌までの全線がフル規格で整備されることで効果が十分に発揮される」と、未着工区間に関する要望をした。

　ＪＲ西日本は、金沢までの着工が決まっている北陸新幹線について「大阪まで整備することで大幅な時間短縮が見込める」と、大阪までの開業が望ましいとの意見を述べた。

　このほか、九州新幹線・西九州ルートについて「単線区間である肥前山口～武雄温泉はダイヤ調整することで新幹線の運行は可能だと、着工当初、国とＪＲ九州との間で一致していた」と国交省側が説明したが、ＪＲ九州は「複線化しないと運行が不可能だ」として、意見の食い違いが出た。

　次回は九州地方の自治体からヒアリングが行われる。