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警告件数を水増し 埼玉県警巡査2人を処分

2010年3月24日 21:32
警告件数を水増し 埼玉県警巡査2人を処分

 埼玉県警の男性巡査2人が、自転車の交通違反者に渡す警告カードの交付件数を水増しするため、関係のない個人の情報を記載したとして処分されていたことがわかった。

 処分されたのは、埼玉県警大宮西署の20歳代の男性巡査2人。県警によると、2人は去年12月、無灯火など自転車の交通違反者に渡す「自転車警告カード」に別の業務で知ったまったく無関係の個人情報を書き込み、上司にカードの交付を二十数件水増しして報告したという。

 2人は「目標を達成し、上司に褒められたかった」などと話しているという。県警は2人を本部長注意としたが、情報を悪用された人に行政上の不利益がないことなどを理由に立件は見送っている。