警視庁は刑事部捜査第１課長・西沢康雄警視正（５５）を更迭した。「私的生活で不適切な事案があり、捜査第１課長の職を継続させるのは適当でないと判断した」と異例の説明をしている。

　警視庁は１５日、西沢警視正を警務部付とし、後任に鑑識課長・若松敏弘警視正を充てる同日付の人事を発表した。この異動について、桜沢健一警務部参事官は「私的生活で不適切な事案があり、捜査第１課長の職を継続させるのは適当でないと判断した」と説明した。「私的生活での不適切な事案」の詳細については、警視庁は「説明を控える」としている。

　西沢警視正は去年３月に捜査第１課長に就任し、殺人事件などの捜査指揮にあたっていた。