郵便局で事業会社間の仕切り撤去へ
政府による郵政事業の見直しを受け、東京都内の郵便局で事業会社間の仕切りを撤去する工事が行われている。
この仕切りは、07年の郵政民営化で郵政グループが郵便局や銀行など4つの事業会社に分社化された際、会社ごとに情報管理を徹底する目的などで設置された。しかし、郵政事業の見直しを進める亀井郵政相が「仕切りがあることにより、グループ内で協力して仕事ができず、利用者の利便性が損なわれている」と指摘、仕切りを撤去するよう指示していた。
郵政民営化の象徴でもある仕切りの撤去は、民営化路線との決別を鮮明に表している。