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チリでM8.8の地震 214人が死亡

2010年2月28日 9:23

 チリで27日午前3時半過ぎ、第2の都市・コンセプシオンから115キロの地点を震源とするマグニチュード8.8の強い地震が発生、チリ内務相によると、これまでに214人が死亡した。

 首都・サンティアゴ近郊では高速道路の橋が崩落し、車が巻き込まれたという。また、空港施設にも被害が出ていて、国際空港が閉鎖された。震源に近い地域では火災も発生している。多数の負傷者が出ており、病院ではベッドが足りず、廊下や屋外でも治療が行われている。

 この事態を受け、ヨーロッパ連合(EU)は約3億6000万円の緊急援助を発表、国連やアメリカなども支援の用意があると表明した。

 現地の大使館によると、これまでのところ、日本人が被害に遭ったとの情報は入っていない。