高校授業料無償化法案の対象から朝鮮学校を外すことが政府内で検討されていることについて、鳩山首相は２６日夜、「国交のない国を同じように扱うのが望ましいか議論しなくてはならない」と述べ、理解を示した。

　鳩山首相は「（Ｑ朝鮮学校は無償化対象外？）国交がない国だから、どういう教科内容かも調べようがないという中で、同じように扱うことが望ましいかどうかという議論は、やっぱり行わなきゃいけない。（日本人と）国交のある国の方々が優先されることは、それほど無理のない話ではないか」と述べた。

　その一方で、自ら掲げる友愛精神に触れ、「体制の違う国々ともケンカをするのは、ふさわしくないという思いはある」とも述べた。

　鳩山首相は２６日朝、「この問題は、拉致問題にかかわりがある話ではない」と述べている。