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4回転成功でも銀…ロシアで採点めぐり反発

2010年2月21日 10:24

 バンクーバーオリンピックの男子フィギュアスケートで、4回転ジャンプを成功させながらも金メダルを逃したエフゲニー・プルシェンコ選手(ロシア)の採点をめぐり、ロシア国内で反発が起きている。

 プルシェンコ選手は、日本時間19日に行われたフリーの演技で4回転ジャンプを成功させたが、2位。同じく4回転に挑戦した高橋大輔選手も3位に終わった一方で、金メダルを獲得したのは、4回転を跳ばなかったエバン・ライサチェック選手(アメリカ)だった。

 この結果について、モスクワ市民からは「不正だわ!プルシェンコの勝ちよ。私だったら裁判するわ」「銀メダルなんて間違いだ。不当な扱いだ」といった反発の声が出ている。

 ロシアの新聞は20日、「我々は金メダルを盗まれた」「本当は銀メダリストが一番だった」といった見出しで、採点のあり方を批判する記事を一斉に掲載している。