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2人死亡、13人負傷 ビルに小型機突入

2010年2月19日 12:50

 アメリカ・テキサス州で、国税庁が入ったビルに小型機が突入し、2人が死亡した。パイロットの男は、インターネットに犯行声明を載せており、意図的な犯行とみられている。

 テキサス州オースティンで18日、小型機が国税庁の入った7階建てのビルに突入した。これにより、ビルは炎上し、2人が死亡、13人が負傷した。また、ロイター通信は、死亡した2人のうちの1人がパイロットの男だと伝えている。

 捜査当局によると、パイロットの男は近くに住むジョゼフ・スタック容疑者で、事件当日の朝、自宅に火を放った後、自らが所有する小型機に乗り、ビルに突入したとみられている。スタック容疑者がインターネット上に掲載した犯行声明には、「いくら働いても手元にお金が残らない」「暴力で解決するしかない」などと、国税庁への恨みがつづられており、国税庁を狙った犯行とみられている。

 現場のビルには当時、約190人の国税庁の職員がおり、一時は、F16戦闘機2機が緊急発進するなど、緊迫した状態になった。