太陽光発電で暮らしを豊かに…日本人が活躍

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太陽光発電で暮らしを豊かに…日本人が活躍

< 2010年2月16日 15:09 >
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 アフリカ南部・マラウイ共和国で、太陽光発電の技術を生かし、第2の人生にチャレンジする日本人ボランティアがいる。

 マラウイでは、約9割の家庭が電気のない暮らしをしている。主食は「メイズ」と呼ばれるトウモロコシの一種で、粉にして水と混ぜ、蒸しパンのようにして食べるが、電気がないため、農作業から調理に至るまで、何もかもが手作業だ。そのマラウイで、第2の人生を送っているのが、久保昇さん(64)。太陽光発電の技術者として働き、定年を迎えた久保さんは、ボランティアの募集を知り、すぐに応募した。

 久保さんがこの日訪れたのは村の診療所。08年に初めて電気が使えるようになり、夜の診察もしやすくなった。劇的ともいえる変化をもたらしたのが日本の援助で導入された太陽光発電で、久保さんは、そのメンテナンスや技術指導を担当している。診療所では、太陽光発電によって冷蔵庫が使えるようになり、ポリオや肝炎などの予防ワクチンを保存できるようになった。そして、子供たちに月1回の予防接種を確実に行えるようになったのだ。

 村ではそのほか、太陽光でできた電気を使って、地下にある電動ポンプを動かし、地下水をくみ上げることもできるようになった。ためておいた水を使うのと違って、コレラなどの感染症も防ぐことができ、衛生状態は格段に上がった。水くみは子供や女性たちの仕事の一つになっており、太陽光発電で水道ができれば、暮らしはずいぶんと変わる。

 マラウイで暮らして1年、久保さんの新たな夢は、南アフリカ共和国・ケープタウン~香港を結ぶ太陽電池新幹線をつくること。交通機関が便利になれば、トマトなどの運搬も楽になるという。太陽が降り注ぐ国で、笑顔を輝かせる久保さん。周りが驚くような夢をうれしそうに語る姿は、夢に年齢など関係ない、とこちらが励まされるようで、とても頼もしく感じる。

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