ハイチ沖に派遣中…世界最大級の病院船
ハイチ大地震から1か月がたつ。アメリカ海軍は、負傷者の治療を迅速に行うため、ハイチ沖に本格的な病院の機能を持つ船を派遣している。
首都・ポルトープランスから2キロ沖に停泊しているアメリカ海軍の「コンフォート」は、12の手術室と1000床のベッドを擁する世界最大級の病院船で、地震発生から約1週間後にアメリカからハイチ沖に派遣された。緊急の治療を要する重傷の患者を中心に診察しており、これまでに750回の手術を行った。
「コンフォート」には小児病棟もあり、地震で九死に一生を得た子供たちの精神的なケアも今後の課題となっている。また、ここでは、負傷した母親から9人の新たな命も生まれた。
25万人ともいわれる負傷者のケアは、今後もハイチ支援の大きな課題となっている。