４日朝、ＪＲ東北新幹線で停電のトラブルがあり、一時運転を見合わせた。停車中の列車のパンタグラフ付近から黒い煙が上がったと通報があり、「ＪＲ東日本」が原因を調べている。

　ＪＲ東日本によると、４日午前９時５分、東北新幹線の新花巻～いわて沼宮内で停電があった。この時、盛岡駅に停車していた東京行き「やまびこ」４８号の４号車のパンタグラフ付近から、突然黒い煙が上がったと乗客から通報があった。ＪＲ東日本が調べたところ、パンタグラフの周りに黒いすすがついていたという。この列車のパンタグラフを下げたところ、送電に成功したため、東北新幹線は午前９時１４分に運転を再開した。

　この影響で、上り線１本が運休、１本に１時間の遅れが出た。ＪＲ東日本は、停電の原因とともに、煙の上がった車両についても調べている。