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新幹線一時停止はボルト付け忘れ~JR東海

2010年2月1日 15:07
新幹線一時停止はボルト付け忘れ~JR東海

 先月29日に東海道新幹線の架線が切断し、約3時間半にわたってストップした事故は、2日前にパンタグラフの点検をした際に部品のボルトを取り付け忘れたことが原因であることがわかった。

 これは「JR東海」が1日午後に記者会見で明らかにしたもの。これまでの調査で、架線が切断される直前に現場を通過した「こだま」659号のパンタグラフが外れ、部品の一部が現場近くに落ちていたことがわかっている。その後の調査で、事故の起きる2日前にパンタグラフの「舟体」と呼ばれる部品を取り換えた際に4本のボルトすべてを取り付け忘れていたことがわかった。このため、現場付近で舟体が外れ、パンタグラフが上昇して架線が切断したとみられている。

 この事故で、線路上に止まった列車5本に約3000人の乗客が閉じ込められたままになるなど、約15万人に影響が出た。