×

心臓移植手術受けた男児が米国から帰国

2010年1月13日 2:20
心臓移植手術受けた男児が米国から帰国

 アメリカで心臓の移植手術を受けた3歳の男児が12日、帰国した。

 東京・三鷹市の片桐鳳究ちゃんは、心臓の筋肉が硬くなる難病「拘束型心筋症」を患い、去年9月、アメリカで心臓の移植手術を受けた。一時は腎臓の機能が低下し、容体が悪化したが、その後の経過が順調なことから、12日夕方、帰国した。

 国内では、15歳未満の臓器提供を認める改正臓器移植法が今年7月に施行されるが、鳳究ちゃんは容体が危険な状況にあったため、去年のうちに渡米し、手術に踏み切った。

 今回の手術に、滞在費や渡航費も含めて約3億円が必要だったということで、鳳究ちゃんの支援団体「ほうちゃんを救う会」は引き続き募金を呼びかけている。