最新ニュース
ハマス、ファタハとの和解協議をボイコット
パレスチナ自治区・ガザを支配するイスラム原理主義組織「ハマス」は8日、アッバス議長率いる「ファタハ」との和解に向けた協議に参加しないことを決めた。中東和平交渉のさらなる停滞が懸念される。
ハマスとファタハとの対立が続いていることを受けて、エジプトの仲介で和解に向けた協議が予定され、準備交渉が進んでいたが、ハマスが和解案の内容を不満としてボイコットを決定、協議は延期されることになった。
「(対話参加の拒否について)ハマスが要求してきたことで、状況がより難しくなったことは明らかです」-ファタハ幹部のネメル・ハマド議長政策補佐官はこのように述べ、厳しい調子でハマスを批判した。また、「ハマスとの対話は簡単ではありません。彼らは、政治的にではなく、神の代表であるかのように話すのです」と、ハマスとの交渉の難しさをのぞかせた。
アッバス議長らは今後、アラブ諸国の公式な仲裁を通じ、対話でハマスとの和解に向けた交渉を続ける考え。
去年6月にハマスが武力でガザ地区を制圧して以降、パレスチナ自治区では、ガザをハマス、ヨルダン川西岸地区をファタハが支配する分断状態が続いている。こうした中、エジプトで9日、アメリカ・ライス国務長官やアッバス議長、イスラエル・リブニ外相らが参加して中東和平交渉の4者協議が行われる。交渉の継続を確認するにとどまるとみられ、中東和平交渉は行き詰まっている。
【関連記事】
- 2009.02.27 14:15
- ハマスとファタハ 統一政府発足へ向け合意
- 2008.11.09 02:59
- パレスチナ、オバマ氏による「変化」に期待
- 2008.05.19 12:59
- パレスチナ人の「和平」とは…記者が取材
- 2008.01.14 02:29
- ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザの今
- 2007.06.15 22:14
- パレスチナ非常事態宣言 ライス氏全面支持