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保守系が巻き返しへ 自民党内に警戒感も
安倍前首相の退陣でつまずいた保守系議員の巻き返しが始まった。安倍氏が7日から地元・山口県を訪れて活動再開をアピールする一方で、4日には保守系議員らの勉強会がスタートした。これは「ポスト福田」をにらんだ動きともみられ、自民党内には警戒感も広がっている。
突然の辞任から2か月半たち、初めて地元・山口県に入った安倍氏は8日、元外相の父・晋太郎氏の墓参りをした。政界引退もささやかれた安倍氏だが、早々に政治活動を再開した理由について「私自身は、保守の立場から国づくりを進めていく私の基本方針に賛同していただいている方々もいる。そういう皆様と活動していきたい」と話した。
「戦後レジームからの脱却」を掲げた安倍氏を首相に押し上げた保守的な政治の流れは、安倍氏の突然の退陣とともに大きくつまずいた。後を継いだ福田首相が政権から安倍カラーを一掃しつつある中で、自民党内の保守系グループの危機感は強まっている。
安倍氏の活動再開に歩調を合わせるかのように、安倍氏の盟友・中川昭一元政調会長の呼びかけで4日、保守系議員による勉強会が発足。保守系議員の重鎮である無所属・平沼元経産相が顔を見せたほか、福田首相と総裁選で対決した麻生前幹事長とも連携しているとみられている。
中川氏はその狙いを「改革していかなければならないが、守るべきものはきちっと守る、保守のための改革」と説明。また、「(Q安倍氏と相談は?)もちろん連絡はこれに限らず取っている。(Q『反福田の会』という声も)その評価は、お互い迷惑」と述べ、あくまで福田政権を支えるという。
しかし、自民党内では「ポスト福田」をうかがう動きではないかとの警戒感も広がっている。中川秀直元幹事長は先月15日の町村派の会合で「(福田首相を支えるのではない)動きになるなら、派閥を出てやってもらう」と述べた。
党内の保守勢力が幅広く結集することになれば、福田政権の足元を脅かしかねない。勉強会は、今後の政局のカギを握る存在となりそうだ。
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